
フリーランスは会社に属していないので、トラブルがあった時には会社に守られることはありません。
もしクライアントに損害を与えてしまった場合、損害賠償を求められる事もあり得ます。
そしてその額が10万円や20万円くらいなら自腹で何とかなるかも知れませんが、数百万円〜数千万円になったとしたら・・・
しかし、フリーナンスに登録していれば無料で損害賠償保険(最高5000万円)に入ることが出来ます。
これだけでもフリーランスは全員登録すべきだと思いますが、他にも色々とお金の心配を解決してくれるのが今回ご紹介するフリーナンス。
今回はそんなフリーランスの強い味方である、フリーナンスについて詳しく解説していきます。
この記事がおすすめな人
- フリーナンスがどんなサービスなのか知りたい
- フリーナンスの評判・口コミを知りたい
- フリーナンスのメリット・デメリットを知りたい
- 口座開設・維持費は無料
- あんしん補償という損害賠償保険が無料(最大5,000万円の補償)
- あんしん補償プラス(怪我・病気に対する保険)も有料で加入できる
- 即日払いに対応(手数料3〜10%)
- 個人間の取引は利用不可
- 海外在住者は利用不可
- 1000円貰える招待コード:LZKA4g
フリーナンスとはどのようなサービスなのか?
フリーナンスとは損害補償保険や即日払いなど、フリーランスのお金の不安を払拭してくれるサービスとなります。
有料のサービスもありますが無料でも十分なサービスが受けられるので、フリーランスとして活動していく人は加入することをおすすめします!
なお、サービスを受けるのに必要なフリーナンス口座の開設と維持費は無料です。
フリーナンスの主なサービスを解説していきます。
あんしん補償(損害賠償保険:無料)
フリーランスは何か事故やトラブルがあった時、会社に属していないので当然会社に守られることはなく、責任は全て自分になります。
しかしフリーナンスでは万が一のトラブルに備えて「あんしん補償」という損害賠償保険に無料で加入する事が出来ます。
これがフリーナンス最大のメリットかと思います。
あんしん補償で対応可能な事故やトラブルの種類には、以下のような物があります。
- 業務遂行中の事故
- 仕事の結果の事故
- 受託物の事故
- 情報漏洩
- 著作権侵害
- 納品物の瑕疵(かし)
- 納期遅延
例としては以下のような場合になります。
- 自転車やバイクで配達中の事故で人にケガをさせてしまった
- 納品物に欠陥があり人にケガをさせてしまった
- 業務上預かっていた機材などを破損してしまった
- 作業用PCがウィルスに感染して情報漏洩し、営業損失を発生させてしまった
- 納品した成果物が著作権侵害とされ、第三者から損害賠償請求を受けた
- 入院による納期遅延のため発注者の業務開始が遅延し、営業損失が発生した
これらの事故やトラブルに対して最大5000万円の補償が受けられます。
補償の限度額は補償内容によって変わります。
補償内容 | 1事故あたりの補償限度額 |
業務遂行中の補償 | 5000万円 |
仕事の結果(PL責任)の補償 | 5000万円 |
受託財物の補償 | 500万円 |
業務過誤の補償 | 500万円 |
先ほども書いた通り、会社であれば会社が支払ってくれるかも知れませんが、フリーランスは全て自己責任です。
もし損害賠償額が数百万円〜数千万円になったとしたら・・・

ということになりかねません。
周りでも損害賠償になりそうだったという話は結構聞きます。
こういった事はいつ起こるか分からないので、早めに加入することをおすすめします。
あんしん補償の注意点
ここで注意点が2つあります。
注意ポイント
ディレクションをやっていた方の進行ミスにより納期を過ぎて納品した方がいましたが、
- 制作会社:納期を過ぎたからディレクターさんには制作費は支払わない
- コーダー:予定通りディレクターさんは制作費を支払って下さい
- ディレクター:ディレクションの進行ミスにより納期を過ぎてしまい、制作会社からは制作費は支払われずにコーダーさんには制作費を支払わないといけないのでフリーナンスでどうにかなりませんか?
- フリーナンス:それは対象外です。
という感じです。
基本的には相手に損害を与えてしまった時の補償なので、こういったケースでは対象外となるようです。
なので「スキル不足で納品出来るか心配だけど、あんしん補償に入っているから大丈夫」とはならないのでご注意下さい。
詳しくは以下のページの下にある「フリーナンスあんしん補償の概要(PDF)」を参照頂くか、直接お問い合わせで確認して下さい。
もう1つの注意点がこちら。
注意ポイント
フリーナンスのあんしん補償は、フリーナンス口座への入金があって初めて適用されます。
つまり、フリーナンス口座を開設しただけではあんしん補償は適用されないのでご注意下さい。
フリーナンス口座への入金についてはこの後解説するフリーナンスの使い方を参照下さい。
即日払いに対応(手数料3〜10%)
これはクライアントの代わりにフリーナンスが前払いしてくれるサービスです。
例えばWeb制作の場合、制作費を全額前払いや着手金として50%頂くのが理想ではありますが、全額後払いという事も多いと思います。
そして複数ページのコーポレートサイトなどは、制作開始〜納品〜入金までに3〜4ヶ月かかるのは珍しくありません。
自分の中では、

と思っても実際は、


などなど、自分とは関係ないところで遅れることがほとんどです。
そして入金はイメージより数ヶ月先となり、下手すると黒字倒産・・・なんてこともあり得ます。
フリーランスはこのキャッシュフローに悩まされる事が多いのですが、このフリーナンスの即日払いがあれば安心です。
引用元:フリーナンス公式HP
特徴は以下になります。
- 最短即日で支払い
- 手数料3〜10%(フリーナンス口座を使うほど下がる)
- クライアントに即日払い利用は知られない
少し解説します。
最短即日で支払い
銀行などの金融機関から融資を受けるには書類の準備など手間がかかり、審査が終わるまで数日から数週間かかってしまいますが、フリーナンスは最短即日での支払いとなります。
開業したばかりの頃はキャッシュフローに悩まされる事も多いと思うので、即日払いはとても助かりますね。
手数料3〜10%
即日払いの利用は無料ではありませんが、手数料なのでマイナスになることはありません(利用しなければ発生しないので)
手数料が3〜10%と幅があるのは、フリーナンス口座を使えば使うほど下がるからです。
フリーナンスでは与信スコアという物があり、フリーナンス内での信用度を示す数値となります(1000点満点)
そしてこの与信スコアが上がるほど手数料が下がるという事になります。
クライアントに即日払い利用は知られない
即日払いを利用していることを知られたくないという人もいると思いますが、フリーナンス側から支払い期日前に連絡することはありません。
知られたくない理由としては「キャッシュフローに悩まされているかも」と思われたくないなどの理由が考えられますが、フリーナンスに登録しているという事は審査も通過しているという事なので、
- 本人確認をしっかりしている
- 反社チェック通過済み
- 損害賠償の補償がある
とクライアント側にとってもメリットが多いので、自分から伝えた方が安心感を与えられるかと思います。
また、クライアントに振り込み手数料以外の費用負担は発生しません。
あんしん補償プラス(怪我や病気時の所得補償:有料)
先ほど解説した通常のあんしん補償との違いは以下になります。
あんしん補償 | あんしん補償プラス | |
料金 | 無料 | 有料 |
補償内容 | 相手に損害を与えた時の補償 | 自分が怪我や病気で働けなくなった時の補償(天災による怪我も補償) |
補償限度額 | 500万円〜5000万円 | 最長1年間の所得 |
また補償は仕事中に限らず、日常生活や旅行中、さらに国内・海外問わず24時間365日補償されます。
あんしん補償プラスの保険料は有料となり、以下の項目によって金額が決まります。
- 年齢
- 月々受け取りたい金額
- 職業
これは保険料シミュレーションで算出出来ます。

フリーナンス:保険料シミュレーション
上記は例ですが、だいぶ割が良いと思いませんか?
もちろん加入するかどうかは自由なので、もし怪我や病気の不安がある方は検討してみたら良いかと思います。
ランサーズで即日払いが利用可能
Web制作フリーランスにはランサーズなど、クラウドソーシングを利用している人も多いと思います。
その中でもランサーズはフリーナンスとサービス連携しており、ランサーズマイページ内の報酬一覧から申し込めば即日払いの利用が可能です(フリーナンスマイページからでは不可)
手順は以下のよくある質問ページに記載してあります。
ランサーズの即日払いのご利用には、ランサーズの振込手数料、即日払い手数料、フリーナンス振込手数料がかかります。


フリーナンスの使い方
フリーナンスの使い方は以下になります。
- フリーナンス口座を開設
- 振込先をフリーナンス口座に指定
- クライアントがフリーナンス口座に入金
- フリーナンス口座から自分のメインバンク口座に振替
フリーナンスを使うにはフリーナンス口座という収納代行用口座を開設する必要があります。
フリーナンス口座を使った自分とクライアント(取引先)のイメージはこちらになります。
引用元:フリーナンス公式HP
クライアントから自分の口座に入金される前に、フリーナンス口座に一度入金されます(②と③の間)
そしてフリーナンス口座から自分の口座に振り替えされますが、その際の振替手数料は発生しません。
メインバンク口座への振替時期は?
フリーナンスの評判・口コミ
実際に使っている人たちの評判や口コミをTwitterから集めてみました。
フリーナンスが使えたら出金スピードはランサーズ激早やん…正午までの審査で当日、過ぎても翌日振込とか最高やん。手数料高いけど。
クラウドWなんて改悪で4営業日だから全然クイック感がなくなった。3営業日だった頃でもヤキモキしてたのに、木曜日にやったら翌週の水曜日だよ?なんだそりゃ。
— アニっピ®︎⛄️パチ2日目 (@anippi_555) June 8, 2022
こちらは先ほど解説したランサーズの即日払いについてですね。
手数料は高くなりますが、すぐお金が欲しい時には便利なようです。
ランサーズ使って案件受注してる人は、
「フリーナンス」は登録しておくといいですね。ランサーズが連携してて、”即日払い”があるので入金サイクル早くて精神衛生上いい。
制作はビジネスモデル的にキャッシュフローが結構クライアント依存なので、
なるだけスムーズにするよう心がけるのは大事かと pic.twitter.com/bxeaeCsyo6— りょう👈福岡のWebデザイナー | 講師 | ディレクター (@r_ik_0203) May 7, 2022
こちらもランサーズの即日払いについてです。
やはり即日払いを利用している人は多く、

という精神的ストレスから解放される即日払いは人気のようです。
フリーナンスの年額費用はバカにならない的なツイートを見たけど。
私は即日払いの手数料以外にお金かかってないけどな??あんしん補償プラス(所得補償)は35〜39歳で月30万円必要な人だと1770円。
25〜29歳だと1170円。所得補償に加入してもそこまでの出費ではないような気がする。
— みか@🎨イラストレーター+LPデザイナー (@designer_mika) May 17, 2022
即日払いもあんしん補償プラスにも入っていなければ、無料で使えるという事ですね。
そしてツイートにもある通り、あんしん補償プラスに加入しても大きな出費ではないと思います。
フリーナンスで即日払いを申し込んでみて10万円近くの案件の場合は手数料が高い(10%取られるので10万円だと1万円)ので1〜3万円程度の案件を即日払い申請を申し込んでみた。
先月ランサーズの案件でやってみて即審査通ったけど。
直接の業務委託案件の方は初めて申し込みする。— みか@🎨イラストレーター+LPデザイナー (@designer_mika) April 2, 2022
即日払いの手数料は3〜10%で、与信スコアという信用度が上がる前は10%となります。
この与信スコアはフリーナンス口座に入金されることで上がっていくので、キャッシュフローに余裕があるなら最初は単価の低い案件で即日払いを利用して、与信スコアが上がって手数料が下がったら単価の高い案件で利用するという方法もありそうです。
フリーナンス、月末・月初が平日だと驚きのスピードなんだな。
先方が振込処理
↓
フリーナンス口座入金
↓
メインバンク入金が1時間半で終了。(確認した時間だから、もっと速いのかも)
ちなみに、そうじゃないときは週末振込。
— 四十路ンジャー|動画編集 (@miso_ginger) January 31, 2022
メインバンクの前にフリーナンス口座を挟んでいますが、タイミングによってはスピード入金となるようです。
その他、公式ページでも口コミは確認出来ます。
メリット・デメリット
メリット
メリット
- あんしん補償(損害賠償保険)に加入出来る(無料)
- 即日払いを利用出来る
- あんしん補償プラス(怪我・病気に対する保険)に加入出来る(有料)
- ランサーズでの即日払いが出来る
これらは最初の方で詳しく解説しているので省略しますが、簡単に言えばキャッシュフローの心配をなくし、損害賠償保険は無料で入れるというのが大きなメリットです。
即日払いとあんしん補償プラスに関しては手数料や料金がかかりますが、これらの利用は任意なので、あんしん補償だけ利用するという選択も出来ます。
デメリット
デメリット
- 即日払いは手数料がかかる
- 個人間での取引は利用不可
- フリーナンス口座へ一定期間の入金がないと休止扱いになる
- 持病があるとあんしん補償プラスには加入出来ない可能性あり
- 海外在住者は利用不可
デメリットというか注意点になるかと思いますが、いくつか補足します。
個人間での取引は利用不可
フリーナンス、個人間ではつかえないのかぁ…残念。
— あいこ (@aiko724) April 29, 2022
フリーナンス口座はマネーロンダリング防止の観点から、法人口座からの振り込みのみ受付となります。
つまりフリーランスがクライアントの場合は、利用不可という事になります。
しかし、こちらのツイートにあるように個人間で利用したいという人もいるので注意が必要ですね。
フリーナンス口座へ一定期間の入金がないと休止扱いになる
フリーナンス、継続して振込履歴がないと休会になる(一度放置して休会になった)ので法人はフリーナンス口座へお願いしてる。
月末月初は即日で口座に送金してもらえるので特に不便なく、あんしん補償もあって助かる!— moe@WordPress実装フリーランス (@moe8888) October 1, 2021
フリーナンスは無料であんしん補償に加入出来ますが、フリーナンス口座へ一定期間の入金がないと休止扱いになり、あんしん補償が受けられなくなるのでご注意下さい。
つまり先ほどの項目のように、クライアントがフリーランスが多い場合は要注意ですね。
持病があるとあんしん補償プラスには加入出来ない可能性あり
あちゃー(/´△`\)
持病の所為でフリーナンスの所得保証保険に入れないことが判明・・・。— 十円玉@Web開発業16年目のフリーランスエンジニア (@10yendama_com) October 17, 2021
これは一般的な保険と同じかと思います。
もちろん全ての持病が対象ではないと思うので、気になる方は加入前に直接確認しておきましょう。
海外在住者は利用不可
私のようにフルリモートで日本の企業と取引をしている海外在住者はいると思いますが、海外在住者はフリーナンスの利用は出来ません。
このブログを見ている人はWeb制作をしている人が多いと思いますが、Web制作者でフルリモートで海外に住んでいる人も周りにいるのでちょっと残念なポイントですね😢
無料で損害賠償保険に入れるのは怪しい?
フリーナンスは無料で損害賠償保険に入れるので、

と思う方もいるかも知れません。
しかしフリーナンスは即日払いの手数料や有料のサービスもあり、それらで商売が成り立っています。
こちらのツイートからも分かるように、無料の保険を提供していても十分すぎるほど収益を上げています。
🎊日本初のフリーランス向け金融支援サービス「#フリーナンス」が、『FREENANCE即日払い』累計申し込み額100億円を突破しました!
みなさまのおかげで、2021年の50億円突破からわずか約1年で急成長することができました!ありがとうございます😌https://t.co/B5shi424Dl pic.twitter.com/uaje32QzRd
— フリーナンス公式 / お金と保険 (@freenance_jp) May 20, 2022
このように手数料や有料のサービスで収益をしっかり上げているので、サービスを利用する側も安心出来るかと思います。
まとめ:無料で損害賠償保険に入れるから入らない理由なし!
万が一の時に備えたい損害賠償保険が無料で入れるなら、利用しない理由はありませんね。
その他にも手数料があったり有料のサービスもありますが、それで即日払いや事故・病気に備えた保険に加入する事も出来るので、自分に合った使い方が出来ると思います。
会員登録とフリーナンス口座の開設は無料で出来るので、早めに開設しておきましょう!

