私がWeb制作を始めたとき、学習面より圧倒的に不安だったのが営業です。
というのも、今まで営業経験は皆無かつ自分には向いていないと思っていたからです。
ただし、就職するのではなく、フリーランスとしてやっていくなら避けては通れません。
そこは一旦考えずに勉強を始めましたが、いざ営業となったらやはり苦労しました。。。
そこで今回は営業歴16年のベテランである、トシさん(@ToshiTraveler)にお話を伺いました。
自ら営業するだけでなく、自身が運営するコミュニティでこれまで150人以上の営業サポートをされています。
- 営業方法が分からない
- 営業に苦手意識がある
- Web制作&営業未経験がどうしたらいいのか
という方の参考になるかと思います。
(有料になっていたらすいません🙇♂️)
Web制作フリーランスが未経験から案件獲得する為の営業方法6選!
- クラウドソーシング
- 制作会社
- 知人・友人
- SNS
- エンド営業
- 飛び込み営業
クラウドソーシング
Web制作で案件を獲得していく最初の一歩とされることも多いのが、クラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは『案件を依頼したいクライアント』と『案件を受注したいワーカー』を繋ぐプラットフォームです。
住んでいる場所に関係なく、サイトに登録するだけですぐ案件探しできるのが魅力です。
Web制作の案件を獲得していくなら、まず最初に一通り登録しておきましょう。
主におすすめのクラウドソーシングサイトは以下になります。
クラウドソーシングサイトのメリット、デメリットは以下になります。
メリット
- 自分で仕事を選ぶことができる
- 場所に囚われず案件に応募できる
- 案件の数が豊富にある
- サイト内で実績を積めば積むほど受注しやすくなる
- 短期でなく長期に渡り付き合えるクライアントと出会える可能性がある
デメリット
- 条件の良い案件ほど競合が多い
- 低い単価で受注してしまうと疲弊する
- 地雷クライアントを受注すると案件進行に苦労する可能性がある
- クライアントの期待に応えきれないと納品しても低評価を付けられる可能性がある
ランサーズについては以下の記事が参考になると思います。
【案件獲得!】ランサーズがクラウドソーシングで選ばれる理由4選と営業時間0で稼ぐ方法
続きを見る
クラウドソーシングのおすすめ教材は、後ほどまとめてご紹介します。
制作会社
制作会社に営業をかける方法です。
営業方法はお問い合わせフォームから営業メッセージを送付することが主流です。
営業先の主な探し方は以下の3つになります。
- 『Web幹事』など制作会社が一覧で登録しているサイトから探す
- 『Indeed』など採用サイトからコーダー募集をしている制作会社を探す
- 『Google検索』から"地域名 Web制作" "地域名 ホームページ制作"と入力して探す
制作会社のメリット、デメリットは以下になります。
メリット
- 継続案件に繋がりやすい
- 仕事の進行方向を学ぶことができる
- 基本的には与えられた指示通りに対応すれば良い
- 営業方法が比較的シンプルで営業初心者にも取り組みやすい ※定型文のメール送付
デメリット
- 単価が低い傾向がある
- 実績公開ができない傾向がある
- 仕事の依頼のタイミングが掴みづらい
- スキルが伴っていないと時間単価が低くなる
- 間に制作会社がいるため発注元のクライアントと交渉が難しい
知人・友人
周囲の知人や友人からWebサイト制作を受注する方法です。
受注の難易度も低く、おすすめの案件獲得方法です。
法人・個人または大小問わず自分の事業を持っている人は特に興味がある可能性が高いので、積極的に声をかけていきましょう。
という場合でも、せめて家族や身近な友人からなど自分の活動を伝えておきましょう。
また、メリットが多くデメリットが少ないのも特徴の方法です。
メリット
- すでに信頼関係があるので提案を聞いてもらいやすい
- コミュニケーションが円滑に進む
- 納期も柔軟に相談できる場合が多い
- 実績公開の了承をもらえることがほとんど
- 他の営業方法と比べても簡単に実案件として受注できるため自信がつく
- 新しい友人を紹介してもらえる場合もある
デメリット
- 高い報酬は提示しづらい
- 友人だからこそお互いルーズになり、納期がずるずると伸びてしまう場合もある
これは当ブログのWeb制作ロードマップにも書いていますが、
『相手が本気で欲しいと思っていないと頓挫する可能性がある』
というのが注意点になります。
SNS
SNSを活用して案件獲得に繋げる方法は主に3パターンがあります。
- 直接会ったことがある友人
- SNS上の友人
- 募集されている案件に応募
それぞれ解説します。
直接会ったことがある友人
直接会ったことがある友人の場合、自分のプライベートSNSでWebサイト制作をしていることを載せておくと向こうからご相談頂ける場合もあります。
SNS上の友人
SNS上の友人から案件を受注したい場合は、普段からの学習の姿勢や前向きで信頼を頂ける投稿を心がけましょう。
普段からSNS上でコメントなどをしながら交流をして、信頼形成をしていくことも大切です。
すると直接会ったことがなくても『あなただから』という理由でお問い合わせを頂ける場合もあります。
募集されている案件
募集されている案件に応募する場合は、TwitterなどのSNSで『#コーダー募集』『#デザイナー募集』という感じで検索してみましょう。
制作パートナーを探している人がいる場合があるので、条件を見て応募しましょう。
数自体は少ないですが応募するライバルがクラウドソーシングよりは少ないため、受注できる可能性もあります。
SNSのメリット、デメリットは以下になります。
メリット
- クライアントの性格を把握しやすい
- クラウドソーシングよりもライバルが少ない
- 向こうから問い合わせをもらう「待ち営業」で対応ができる
デメリット
- SNSアカウントを作り上げるのに時間がかかる
- SNS のブランディングの知識がないと方向性が定まらず迷走する可能性がある
エンド営業
中小企業の法人・個人事業主に直接営業をする方法です。
主に交流会などで経営者と知り合うなどの方法があります。
『こくちーず』などリアルのセミナーが紹介されているイベントプラットフォームから、興味のある経営者セミナーや交流会などに参加して知り合いを増やしていきます。
交流会の場でいきなり営業をすると嫌われてしまうリスクもあるので名刺交換程度にとどめて、後日アポを取り、カフェでお話をするなどしてニーズを探っていきましょう。
エンド営業のメリット、デメリットは以下になります。
メリット
- 直接取引ができて高単価で受注できる場合が多い
- 他の人を紹介してもらい新しいご縁が繋がる場合がある
- Webに知識がない方も多く、専門家として頼ってもらえる傾向がある
デメリット
- リアルの場に足を運ぶ場合、時間や交通費などが余分にかかる傾向がある
- ニーズのある人、ない人と当たり外れが大きい
- 交渉するための営業力、コミュニケーション力が必須
- Webに疎いクライアントも多く、受注後もオフラインでのフォローを求められることがある
飛び込み営業
地域の飲食店や美容室、中小企業へ直接訪問して営業する方法です。
メール営業など相手の返信を待つことなく、その場で反応を知ることが出来るのが強みです。
元から地域にある事業者はホームページの有無をWeb上で調べてニーズを把握してから訪問したり、新店舗の場合はホームページがこれから必要という場合もあります。
ただし、営業時間中に突如飛び込み訪問をすると嫌がられる場合も多く、精神力をすり減らす可能性も高いことを覚悟して営業しましょう。
メリット
- 同業のライバルが少ない
- クライアントの反応がすぐに分かる
- 高単価で受注できる傾向がある
- ホームページがある、ないをWeb上で調べてから営業できる
デメリット
- 現地訪問のため肉体的、精神的に疲弊する
- 突然に訪問することで嫌がられ邪険にされることもある
- 基本的に『いりません』と面と向かって断られるのがほとんどのため『断られる覚悟』を決めて臨む必要がある
案件獲得方法におすすめの教材【クラウドソーシングに特化】
という人も多いと思います。
そこでクラウドソーシングの営業で役立つ教材をご紹介します。
特定のクラウドソーシングサイトに特化した教材や、クラウドソーシングに限らず案件獲得に役立つ教材もあるので、ご自身にマッチしそうなものを参考にして頂ければと思います。
ここあの1ヶ月ココナラチャレンジ
この『ココナラチャレンジ』というのは、
ココナラは低単価のイメージがあるけどどうしたらいいですか?
といった質問がココナラをやったことがないのに山ほど来るから実際にやってみたという企画でした。
私が交流ある人でかなり天才肌なのですが、それを自覚しているのか今回のチャレンジでは色々と縛りプレイで挑戦してみたようです。
いろいろな縛りがありますが、中でも注目すべきはこちら。
- ココナラの実績0からスタート(新規アカウント)
- コーディング案件のみ
- 公開依頼に対するアプローチなし
つまり実績ありきのスタートダッシュはなく『誰がやっても再現性がある方法』というテーマです。
さらに『コーディング案件のみ』且つ『こちらからは応募しない』という完全に待ちのスタイルです。
無料部分だけでも読んでみて、
と思ったら買いかと思います。
ちなみにフリーランスとしてのマインドについても書いてあるので、フリーランスを目指す人にもおすすめです。
ココナラで営業ゼロを目指す!案件獲得方法を大公開!
ここでご紹介する中では一番安くかつ一番新しい教材となります。
クラウドソーシングで怖い炎上案件を避ける方法などが記載されているので、ココナラを初めて使う人はまずはこれを使ってスタートするのがおすすめです。
これがあるか無いかで収益も大きく変わってくるはずです。
詳しくはこちらの記事を参照下さい。
営業不要で稼ぐ!ココナラが初心者・副業向きな理由と出品で案件獲得するメリット
続きを見る
ランサーズ スキルパッケージ大全
こちらはクラウドソーシングで有名なランサーズに特化した教材になります。
ランサーズの魅力は以下の記事に全て書いていますが、
【案件獲得!】ランサーズがクラウドソーシングで選ばれる理由4選と営業時間0で稼ぐ方法
続きを見る
こちらの教材を買って期待出来る最大のメリットは『営業時間0で案件を獲得し続けられる』となります。
営業も出費はなくても時間的コストがかかりますし、精神的にもかなり削られます。
しかし営業時間を0に出来れば、営業に使っていた時間を他に使うことが出来ますよね?
なので営業方法というより、営業を不要にする為の教材となります。
『待ちの営業』案件獲得術
こちらはここまでご紹介してきた教材とは少し違い、継続案件に繋げるために必要な信頼される案件対応の心得などが書いてあります。
新規のクライアントと繋がっていくことも大切ですが、継続案件だとお互いに要領が分かっているので、新規のクライアントと比べるとコミュニケーションコストも下げられます。
それは『連絡方法・納品方法・入金方法』などなど。
新規のクライアントだと毎回これらの確認が必要になりますし、継続案件に繋げるための仕事術は丁寧な仕事と高評価に繋がります。
詳しくはこちらの記事を参照下さい。
ココナラ攻略!待ちの営業で案件を自動獲得して信頼される方法
続きを見る
Web制作未経験におすすめの営業方法は?
営業未経験の人は、新しい人との信頼形成に苦手意識を持っている場合が多いものです。
そのため、知り合い・友人であれば気軽にアプローチが出来るし、納期や内容も相談しながら柔軟に決められる場合が多く、余裕をもち進めながら経験を積むことができます。
また、案件獲得をしていくには実績が重要です。
友人なら実績公開の了承も取りやすいため、制作したサイトを今後の新しいクライアントへの営業活動に活かすことができます。
とはいえ、
という方もいるでしょう。
そういった方は制作会社、クラウドソーシングへ営業をしていきましょう。
スキル感によりますが、WordPressまでの基礎とコーディングレベルがしっかりと身についているなら、営業方法がシンプルな制作会社も選択肢の一つです。
まだスキルに自信がなく、人との交流がある程度好きな人はクラウドソーシングも良い選択肢の一つです。
簡単な案件に応募しながら実績と自信を積み上げていきましょう。
Web制作フリーランスが初案件獲得に向けて営業で注意すること
初めての営業って怖くて初めの行動の一歩が踏み出せないですよね。
でも大前提として『営業の土台に立てたあなたは凄い』です。
将来を変えるためにWeb制作に興味を持って、実際に学習を最後までやり切って、あとは営業という状態にいる。
興味を持っても学習という行動をする人は100人に1人。
学習を始めても最後までやり切る人は100人に1人。
そう考えると、今のあなたは『10,000人に1人の逸材』ということになります。
だから、もっと自信を持っていい。
『自分は凄い、だからきっと大丈夫』と自己肯定感を上げましょう。
すると行動することができるし、行動を続けていればきっと案件獲得に繋がります。
まとめ:営業未経験には知人・友人やクラウドソーシングがおすすめ!
今回はトシさんにWeb制作での営業方法を6種類解説して頂きました!
それぞれメリットとデメリットがありますが、営業未経験の方におすすめなのは知人・友人、その次にクラウドソーシングや制作会社ですね。
また、トシさんが運営するコードスルー ( CodeThrough )では、営業を学べてサポートもあります。
一人一人の個性に合わせて、確実に目標達成まで伴走してくれると評判です。
コードスルーの募集はLINE公式からおこなわれています。
毎回、期間限定・選別式ですが、無料の営業コンテンツも提供されているので、LINEの登録だけはしておくことをオススメします。
また、としさんのブログはこちらになります。
Web制作フリーランスが未経験から案件獲得に必要な営業用ポートフォリオの作り方とコツ
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