インターネット上にはフリーで使える特徴的なフォントがたくさん配布されていますが、それを使う方法を今回は解説していきます。
ちなみに上がデフォルトで、下がWebフォントを適用させた状態です。
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フリーフォントとは?
フリーフォントはインターネット上で無料で配布されているフォントで、ひらながのみやカタカナ・漢字・英数字もOKなフォントもあります。
フリーフォントサイト
利用の際には利用規約をちゃんと確認しましょう
CSSでダウンロードしたWebフォントを使う方法
それでは解説していきますが、フォントはダウンロードしてファイルは手元にあるという前提で進めていきます。
ファイル構成
ファイル構成に決まりはありませんが、今回はダウンロードしたファイルは『fonts』というフォルダに入れます。
フォントファイル名は変えても大丈夫ですが、拡張子は変えないようにしましょう(今回使用しているのは『851マカポップVer 0.01』というフォントです)
@font-faceの書き方
CSSの書き方はこちらです。
@font-face {
font-family: "任意のフォント名";
src: url("フォントファイルのパス") format("フォーマット名");
}
フォント名は分かりやすい名前でOKです。
フォントファイルへのパスですが、今回の場合はindex.htmlの同じ階層のfontsフォルダにあるのでurl("../fonts/DLfont.ttf")
となります。
そしてフォーマット名はこちらになります。
拡張子 | フォーマット名 |
.woff | woff |
.woff2 | woff2 |
.ttf | truetype |
.otf | opentype |
.svg | svg |
今回使うフォントの拡張子は『.ttf』なので、書き方はこちらになります。
@font-face {
font-family: "myfont";
src: url("../fonts/DLfont.ttf") format("truetype");
}
format
は複数指定することも可能です。
@font-face {
font-family: "myfont";
src: url("../fonts/DLfont.ttf") format("truetype");
src: url("../fonts/DLfont.woff") format("woff");
}
実はformat
は書かなくても特に問題はありませんが、もし上手く読み込めない場合は拡張子を変えるという方法があります。
以下のサイトで拡張子を変えられるので、.ttf
と.woff
の2種類あれば大丈夫だと思います。
適用させたいフォントに指定
@font-face
でフォントを読み込むコードを書けたら、あとはフォントを適用させたい箇所に指定するだけです。
h2 {
font-family: "myfont", sans-serif;
}
"myfont"
は@font-face
で書いた任意のフォント名です。
複数の太さ・styleのフォントを読み込む方法
Webフォントは太さやstyleごとにファイルが異なるので、複数使いたい場合はこのように書きます。
/* normal */
@font-face {
font-family: "myfont";
src: url("../fonts/DLfont.ttf") format("truetype");
font-weight: normal;
font-style: normal;
}
/* bold */
@font-face {
font-family: "myfont";
src: url("../fonts/DLfont-bold.ttf") format("truetype");
font-weight: bold;
font-style: normal;
}
/* italic */
@font-face {
font-family: "myfont";
src: url("../fonts/DLfont-italic.ttf") format("truetype");
font-weight: normal;
font-style: italic;
}
font-family
は全部同じにします。
font-weight
はnormal
かbold
、または100〜900の数値で指定します。
参考サイト:font-weight - CSS: Cascading Style Sheets | MDN
数値 | font-weight名 |
100 | Thin (Hairline) |
200 | Extra Light (Ultra Light) |
300 | Light |
400 | Normal (Regular) |
500 | Medium |
600 | Semi Bold (Demi Bold) |
700 | Bold |
800 | Extra Bold (Ultra Bold) |
900 | Black (Heavy) |
あとは通常・太字・斜体を使い分ければOKです。
.title {
font-family: "myfont", sans-serif;
}
.title-bold {
font-family: "myfont", sans-serif;
font-weight: bold;
}
.title-italic {
font-family: "myfont", sans-serif;
font-style: italic;
}
ただfont-weight: bold;
にするだけで太字になるフォントもあるので、まずは通常の書き方で試してみるといいかと思います。
まとめ
今回はダウンロードしたWebフォントを使う方法を解説してきました。
実務ではあまり使う機会はないかも知れませんが、特徴的でユニークなフォントが多いので自分のサイトなどで使ってみるのも良いかも知れません。
以上になります。