
お問い合わせフォームの定番プラグインといえばContact Form7ですが、送信前の確認画面はデフォルトの機能だけでは出せません。
実務ではよくありそうですが、実は滅多に実装することはありません(個人的に)
個人的には確認ボタンを送信ボタンだと思って確認ボタンをクリックして終了・・・という機会損失を避ける為にも不要だと思っていて、それを提案すると確認ボタンは無くなる事もありますが、それでも欲しいと言われる場合もあるのでそういった場合に使います。
また、確認画面で送信ボタンをクリックしたらサンクスページに飛ばす事も多いので、それについても解説していきます。
Contact Form7の使い方が分からない方はこちらを参照下さい。
WordPressお問い合わせフォームの定番プラグイン Contact Form 7の使い方
効率よくWordPress制作したい人はこちら
Contact Form7で確認画面を作る方法
Contact Form7で確認画面を出すにはプラグインを使います。
「Contact Form7 確認画面」でググるとよく出てくるのがContact Form 7 add confirmというプラグインですが、2022年5月現在の最終更新が4年前となっていて、最新のContact Form7では使えません。
もう開発が終了しているのでしょう。
そこで今回使うプラグインがContact Form 7 Multi-Step Formsです。
手順は以下のようにやっていきます(お問い合わせページの固定ページは作成済みとする)
- プラグインをインストール&有効化
- 確認ページとサンクスページの固定ページを作成
- お問い合わせフォームを作成
- 確認フォームを作成
Contact Form 7 Multi-Step Formsをインストール
まずはプラグインをインストールします。
プラグイン名をフルネームで検索しても1番目でなく6番目に出てきたのでご注意下さい。
プラグインのインストールが初めての方は以下の記事を参照下さい。
確認画面とサンクスページの固定ページを作成
確認画面は自動で作られるのではなく、確認ボタンを押した後に自作した固定ページに遷移する形になります。
なので確認ページの固定ページを作っておきましょう(タイトルは自由です)
また、サンクスページも同様に作っておきます。
パーマリンクはそれぞれ「contact-confirm」「contact-thanks」などが分かりやすいかと思います。
お問い合わせフォームに確認ボタン設置
まずはお問い合わせフォームの編集画面を開きます。
下の画像に写っている送信ボタンはデフォルトで作られていた物で、上の「multistep」と「form field」「previous」が今回のプラグインで追加された項目です。
まずは送信ボタンの下あたりにカーソルを置き、multistepをクリックします。
そしてこちらが開きます。
名前は一旦そのままにしています。
ここで設定が必要なのは2箇所。
- First Step:このフォームが最初のステップなのでチェック
- Next Page URL:先ほど作成した確認ページのパーマリンクを記入
上記2箇所を設定したら右下のInsert Tagをクリックします(ボタン左の入力欄は自動で作成されます)
そしてこのように表示されます。
あとは送信ボタンを「入力内容確認へ」という感じに名前を変えておきましょう(送信ボタンではなく、確認ボタンなので)

これでお問い合わせフォームに確認ボタンの設置が完了しました。
確認用のフォームを作成
次はお問い合わせ確認用のフォームを作成していきます。
まずはコンタクトフォームの新規追加から、お問い合わせ確認フォームを作ります。
そして先ほどと同じように送信ボタンの下あたりにカーソルを置き、multistepをクリックします。
そしてこちらが開きます。
こちらも名前は一旦そのままにしています。
ここで設定が必要なのは2箇所。
- Last Step:最後のステップなのでチェックを入れる
- Send Email:Last Stepにチェックを入れると自動でチェックされる
- Next Page URL:先ほど作成したサンクスページのパーマリンクを記入
上記2箇所を設定したら右下のInsert Tagをクリックします(ボタン左の入力欄は自動で作成されます)
そしてこのようになります。
今度は確認ボタンではなく送信ボタンなので「送信」もこのままにしておきます。
前に戻るボタンを設置
あとはこの確認ページから前に戻るボタンも設置してみましょう。
確認画面で間違えていたら編集画面に戻りたいですからね。
戻るボタンはpreviousをクリックします。
今回は送信ボタンの上に設置してみます。
そしてpreviousをクリックするとこちらが開きます。
ボタンに表示される文字は「戻る」とし、IDやclass名は未記入にしています。
そして右下のInsert Tagをクリックするとボタンが表示されます。
これで完成です。
multiformタグを設置
確認用のフォームではもう1つやる事があります。
それは最初の入力画面で入力した値を取得するためのmultiformタグを書く事です。
現在はこのようになっています。
この赤枠の部分をmultiformと書き換えます。
これで完成です。
お問い合わせページと確認ページにショートコードを貼る
最後に固定ページのお問い合わせページと確認ページにショートコードを貼って完了です。
ショートコードはこちらで確認出来るので、コピーします。
あとは固定ページに貼るだけです。
固定ページをテンプレートに貼る場合は、以下のようになります。
<?php echo do_shortcode('[contact-form-7 404 "Not Found"]'); ?>
あとはテスト送信(入力確認ボタン、戻るボタン、送信ボタン)をして完了です。
注意点
最後に注意点が3点あります。
ボタンクリックで404エラーが出る時
URLが合っているか確認しましょう。
今回の例で確認ページのURLは「/contact-confirm」でした。
しかし、サイトのURLが以下のような場合、
確認ページのURLは「/blog/contact-confirm」となります。
メールの送信先や自動返信設定は確認用のフォームに書く
お問い合わせの送信先や自動返信の設定は以下のメールタブで行います。
しかし、これはお問い合わせフォームではなく確認用のフォームで作成しましょう。
お問い合わせフォームのボタンは確認ページに遷移するためのボタンで、送信ボタンは確認用のフォームにあるので。
最後のテスト送信では自動返信もちゃんと出来ているか確認しましょう。
ラジオボタンなどで送信先は分岐させられない
以下の記事でラジオボタンなどの選択肢によって送信先を変更させるという解説をしました。
【WordPress】Contact Form7でラジオボタンなどの選択肢によって送信先を分岐させる方法
しかし、これを使うと確認画面で入力した値を取得できません。
他の方法を使えば確認画面と送信先の分岐の両方実装出来るかもしれませんが、上記記事と今回の記事の方法では同時に実装は出来ません。
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