Web制作の勉強方法は教材・スクールなどたくさんありますが、営業経験がないと営業方法が分からないという人も多いと思います。
当ブログでも営業に関する記事や教材を多くご紹介していますが、今回はコミュニティとWantedlyを活用して会社員時代の1.5〜5倍の売り上げを営業0で達成しているちょろさん(@chorodesu_m)にインタビューしました。
営業といえばクラウドソーシングや制作会社営業、営業経験がある人なら直営業などあると思いますが、Web制作界隈でWantedlyを使って営業不要になったという人は聞いたことがありません。
なのでもしかしたら穴場かも知れないので、営業に不安を抱えている人はこの記事が参考になるかも知れません。
Web制作を始めたきっかけ
前職のままでは生活が困難だと判明
前職は不動産売買の会社で契約関連業務をしていました。
出勤時間が9:30とやや遅く、退勤も18:30だったので子供を預けて時短勤務をすると2.5時間分カットになるんですよね・・・
先輩はお子さんが二人いて『会社に電話が来てはお迎えに行く』というのをよく見てました。
ふとその先輩に『あんなに会社に電話きてお迎え行ってたらめっちゃお給料減りませんか?』と聞いたら『ぶっちゃけ10万切る時もある』と言っていて、
と思い、二人目の育休中に学習を開始しました。
フルタイム仕事のママが副業からWeb制作フリーランスになった体験談
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Web制作を選んだ理由
子供の急な体調不良にも対応できるようにフレックスで働ける環境、できれば家の近所で且つこのくらいのお給料は欲しいよな…と求人サイトで検索すると、びっくりするくらい見つかりませんでした。
いろいろな仕事が出てきましたが、どれも現実的ではないものが多かったです。
しかし元々アパレル販売の仕事をしていた時にECを担当していたこともあり『Web制作なら頑張れるのでは?』と思い学習を開始しました。
Web制作はスクールで学ぶも案件獲得方法が分からず
デイトラでWeb制作について学ぶ
最初は女性向けキャリアスクールで学習を開始して、デザインとコーディングの基礎について学習しました。
しかし『正直この学習内容で確実に仕事になることはないな・・・』と判断して、追加でデイトラのWebデザインコースを購入し追加で学習しました。
バナーやらサイトやら一通り作りましたが、
と、仕事への繋げ方が分からず、求人サイトなどを見たりフリーランスについて調べたりしていました。
デイトラのサービス内容・コース料金・評判・口コミをまとめて紹介【Web制作におすすめのスクール】
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案件獲得方法が分からない中、Twitter(現X)でコミュニティを見つける
いろいろ検索しているうちにTwitterでCodolifeを見つけました。
実際にCodolifeに入っている人も見つけて相談したり、代表のはらさんのツイート読み漁ったり、タグでいろいろ検索したり。
でも『本当にここに入れば仕事としてできるようになるのか?』と不安でしたが、
実践型フリーランスコミュニティ『Codolife』に参加
CodolifeはWeb制作全般のバックアップをしてくれる場所です。
現在私もコーダーさんのソフトスキルのチェックやフィードバックをさせて頂いています。
0→1までにしたらいいことは全部動画や先人が教えてくれますし、実務で困ったとしても『困った時はこの人に聞けば大丈夫』という方が確実に見つかる場所です。
コミュニティ内の動画を見て目立つ行動をする
このセミナー動画はコミュニティ内でしか見れませんが、有料noteで近い内容を記載しています。
特に秀でたスキルもなかったので、とにかくみんなと話すことを徹底していました。
なので朝活しながらバーチャルオフィスでポモドーロして話してみたり、ちょっとした企画をしてみたり、Discordへの書き込みをしてみたりと、まずは認知して貰えるように色々な行動していました。
コミュニティ内で初案件獲得
いつものようにバーチャルオフィスにいたらお話ししたことのない方とはらさんがお話していたので、
と声をかけてみたら、はらさんがその場で紹介して下さりそのまま初案件に繋がりました!
しかし案件獲得先がコミュニティ内だけでは駄目だと感じる
その後もコミュニティ内のお仕事だけで数ヶ月は問題ありませんでしたが、やはり勉強のためにも制作会社とお仕事しないといけないなと思っていました。
もちろんそのまま周りからのお仕事だけでもやっていけたとは思いますが『忙しい人』というイメージがついてくると今度はお仕事がこなくなるので、かなり重い腰を上げて営業を始めることにしました。
Wantedlyを使って営業開始
Wantedlyとは?
Wantedlyは企業と人を結ぶSNSで、マッチングサイトに近いような印象でした。
お仕事してみたい会社を探して本当に簡単なアプローチを続け、面談をして双方の条件がマッチすると業務委託契約をする形になります。
Wantedlyの使い方
Wantedlyの使い方
- Wantedlyに登録
- プロフィール欄を埋める
- お仕事してみたい会社を探す
- アプローチをする
- お返事が来たら面談へ進む
Wantedlyで約10社と繋がる
本当に簡単なアプローチ方法なので、時間ある時にコツコツやって大体100件くらいアプローチをかけました。
結果としては面談は12〜3社して、スキルのミスマッチが3社(コーディングも希望だったため)だったと思います。
その他は業務委託契約を交わして、今でも継続してお仕事頂いています。
Wantedly以外に紹介やSNSなども活用して営業不要になる
紹介
紹介は大体コミュニティ内のディレクターさんやコーダーさんから『デザイナー紹介して欲しいと言われたんですが、繋げてもいいですか?』とご紹介して頂くことがほとんどです。
やはり自分が何をやっているかというのを人に伝えて認知して貰うと、こうやってお仕事に繋がっていくんだなと思いました。
SNS
SNSは営業を始めた当初に『Webデザイナー 募集』でキーワード検索して、内容や発信している方の過去ログなど確認して、ちゃんお仕事できそうな内容だったらDMをしたりして案件の内容を確認していました。
実際は『もうデザイナーさん決まっちゃって・・・』という場合でも、
と連絡したら、その後に連絡頂いたパターンもありました。
Wantedly・紹介・SNSで15社と繋がり営業不要になる
今では複数の制作会社様から月2〜5件程度のお仕事を頂いています。
流石にこれ以上詰め込むと納期の担保が難しくなるため、去年の秋から約一年間営業をストップしています。
連絡が途絶えていた制作会社様から急に連絡がきたり、コミュニティ内からお仕事を頂くこともあるので、あまりパンパンに仕事は詰め込まないようにいつも少し余裕を持たせています。
Web制作で営業不要になった後のライフスタイル
家事がすこぶる捗る
シンプルに通勤時間がなくなったおかげで、時間ギリギリまで家事ができるようになりました。
子供との時間が増えた
なんといっても一番の目的だった子供との時間がしっかり確保できるようになりました。
フレキシブルな労働時間
労働時間は会社員時代よりちょっと少ないかな?くらいですが、自由がきくので平日に美容室なども行けるようになったり、終業後にスーパーに駆け込むみたいなのはなくなって余裕を持った生活ができています。
思考が変わった
後ろ向きだったりメンタルが弱かったりする私ですが、自分一人の力で仕事をこなすことで社会的にもちゃんと認められた気がして、少しずつですが前向きになれたと思います。
まとめ:営業が苦手でもWantedlyを活用すれば営業0で案件獲得し続けられる!
今回はちょろさんにコミュニティとWantedlyを活用して、営業0で稼げるようになるまでの経緯を解説して頂きました。
営業を本格的に始めようとしたときに『こんなメンタルの私で本当にできるのだろうか・・・』と心配になりました。
自信のない私でも営業できるように色々考えた結果、Wantedlyで営業をするというところに辿り着きました。
時間があまりない方やメール営業で返信があまりない方、初めて営業する方など様々な方に対応できるのがWantedlyだと思います。
冒頭でも書きましたが、Web制作フリーランスでWantedlyを活用している人は聞いたことがないので、貴重で穴場の営業術となるかも知れません。
クラウドソーシングで消耗している方は、このnoteを参考に新しい営業方法を試してみるのもいいかと思います。
メール営業だけが営業ではありません!
もちろんメールで成功している方はたくさんいますが、方法は一つではありません。
様々な角度から色々な営業方法があり、そのうちの一つがWantedlyです。
『メール営業で返信率が悪くて・・・』と、落ち込んでいる場合ではありません!
見せ方やアプローチの方法でまた違った結果が出てくると思います。
是非Wantedlyも活用してみてください!