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必要か不要か?WordPressのプラグイン『WP Multibyte Patch』とは?【文字化け対策】

2021年3月18日

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WordPressのプラグイン『WP Multibyte Patch』って何?

WordPressのおすすめプラグインを調べていると目にすることがあるこのプラグイン。

日本語のサイトを運営する場合は必ず入れておきたいプラグインですが、具体的にどんな機能があるか分からないと、

本当はなくてもいいんじゃないの?

と思うかも知れません。

プラグインはなるべく余計なものは入れたくありませんからね。

そこで必要なのか不要なのか迷っている方のために、今回は『WP Multibyte Patch』の必要性について解説していきます。

 

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WP Multibyte Patchとは?

WordPressは英語圏で作られたものなので、シングルバイト文字(1バイト)で表示する英語が基準となっています。

そこでマルチバイト(2バイト以上)の日本語を使用すると、文字化けなどの不具合が起こる可能性があります。

平仮名や漢字はマルチバイトになります。

そして『WP Multibyte Patch』とは、日本語を使用した際の不具合やバグを修正・強化してくれるプラグインになります。

元々はWordPressをインストールしたら一緒にインストールされていましたが、WordPress5.0以降は付属されなくなったので手動でインストールする必要があります。



WP Multibyte Patchが必要な理由

もし『WP Multibyte Patch』を入れていないとどのような問題が発生するかと言うと、可能性として以下のようなものが挙げられます。

WP Multibyte Patch未使用で日本語を使うと発生する不具合

  • 文字化け(日本語メール送信時、トラックバック・ピンバック時など)
  • ブログ内検索で全角スペースを使うとうまく検索されない
  • サイト移転時に画像をアップロード・ダウンロードが出来ない
  • 画像が表示されない
  • 投稿記事の文字数を正確にカウント出来ない

プラグインを入れていなくても一見普通に使えるように見えますが、日本語を使うだけでこのような不具合が発生する可能性があります。

これらの不具合に関して少し解説していきます。

 

ブログ内検索で全角スペースを使うとうまく検索されない

例えばブログ内で『WordPress オリジナルテーマ』と検索するとします。

『WP Multibyte Patch』を入れていればこのように問題なく検索結果が表示されます。

ブログ内検索:WP Multibyte Patchあり

ブログ内検索:WP Multibyte Patchあり

しかし『WP Multibyte Patch』を入れていないとこのようになります。

ブログ内検索:WP Multibyte Patchなし

ブログ内検索:WP Multibyte Patchなし

これは、全角スペースも文字と認識してしまうのが原因です。

しかし、キーワードを複数使って検索する時は全角スペースで区切る人もいると思います(半角スペースであれば問題ありません)

これはユーザビリティ的に非常によろしくないですよね?

なのでブログ運営をしている人は特に必須かと思います。

 

日本語ファイル名のサニタイズ(英数字化)

例えばこちらの画像をWordPressにアップロードするとします。

画像ファイル名『泣きワンコ』

画像ファイル名『泣きワンコ』

ファイル名は『泣きワンコ』です。

これを『WP Multibyte Patch』を入れないとファイル名はそのまま『泣きワンコ』となります。

アップロード画像:WP Multibyte Patchなし

アップロード画像:WP Multibyte Patchなし

そして『WP Multibyte Patch』を入れてアップロードすると、ファイル名は自動で英数字に変わります。

アップロード画像:WP Multibyte Patchあり

アップロード画像:WP Multibyte Patchあり

ファイル名が変わるのを『ファイル名のサニタイズ』と言います。

なぜこのようにするかと言うと、ファイル名が日本語のままだと以下のような問題が発生する可能性があるからです。

  • サイト移転時にエラーが発生する(アップロード・ダウンロードが出来ない)
  • 画像が表示されない

英数字化されるとファイル名からどんな画像か推測できなくなりますが、移転時のトラブルよりはいいですよね。

もちろん事前にファイル名を分かりやすく英語にしておけばいいのですが、Web制作案件などでクライアントがそこまでするかは分からないので、大人しくプラグインを入れておいた方がいいでしょう。

アップロード済みのファイルはプラグインを入れてもファイル名は変わりません。

 

投稿記事の文字数を正確にカウント出来ない

投稿ページには下の方に文字数が表示されています(以下はクラシックエディタの場合)

文字数:WP Multibyte Patchなし

文字数:WP Multibyte Patchなし

上記は『WP Multibyte Patch』を入れる前ですが、入れた後だと表示される文字数が変わります。

文字数:WP Multibyte Patchあり

文字数:WP Multibyte Patchあり

文字数は見ない人もいると思いますが、表示されている数字が正確でないのも気持ち悪いですよね。

テーマによっては表示されない場合もあります。



プラグイン『WP Multibyte Patch』の使い方

使い方と書きましたが、インストールして有効化するだけでOKです。

管理画面の『プラグイン新規追加 』から『WP Multibyte Patch』と検索して見つかったら『今すぐインストール』をクリックしてそのまま『有効化』をクリックします。

プラグイン『WP Multibyte Patch』インストール

プラグイン『WP Multibyte Patch』インストール

設定は不要ですが、設定ファイルを編集することでカスタマイズも可能となっています。

詳細は以下の公式サイトでご確認下さい。

WP Multibyte Patch:公式サイト

まとめ:WP Multibyte Patchは不要ではなく必須!

このブログを見ている人がWordPressでブログやHP制作をする場合、ほとんどの場合が日本語サイトだと思います。

そして『WP Multibyte Patch』なしで日本語を使うと、様々な不具合が起こり得るのが分かったかと思います。

色々と書きましたが設定は不要なので、『とりあえずインストールして有効化しておく』と覚えておきましょう。

以上になります。

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  • この記事を書いた人

じゅんぺい

37歳からWeb制作とブログ開始。Web制作歴5年目でコーディングとWordPressオリジナルテーマ制作が中心。これまで120件以上を納品。当ブログ月間最高15万PVで、370記事以上はWeb制作の技術記事。コンテンツ販売→累計売上1200万円&1500部超え。X(旧Twitter)フォロワー7200人以上。2024年3月からブログの経験を活かしてライターとしても活動を開始。

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