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WordPressオリジナルテーマ制作に必要なテンプレートの階層まとめ

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WordPressのオリジナルテーマ制作に必要なテンプレートっていっぱいあってよく分からない・・・

WordPressのオリジナルテーマ制作については以下の記事から順番に解説しています。

あわせて読みたい
WordPressオリジナルテーマの作り方①(ファイルの準備編)
WordPressオリジナルテーマの作り方①(ファイルの準備編)

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ただしテンプレートには優先順位があり、その全ては解説出来ていないので、この記事で詳しく解説していきたいと思います。

また記事の最後にはWordPressのおすすめ教材をご紹介させて頂きます。

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WordPressオリジナルテーマ制作に必要なテンプレートの階層まとめ

テンプレートを解説していく前に知っておきたい情報があります。

WordPressはアクセスされたページの種類によって、表示されるテンプレートファイルが決まっています。

そしてページによって表示出来るテンプレートファイルは複数あり、その中で優先順位があるという事です。

例えば、トップページに使われるテンプレートファイルは以下の3つになります。

  1. front-page.php
  2. home.php
  3. index.php

上から順に優先順位が高く、

  • index.phpしかなければindex.phpがトップページとして表示
  • home.phpとindex.phpがあればhome.phpがトップページとして表示
  • 3つ全てあればfront-page.phpがトップページとして表示

となります。

つまりそのページを表示出来るテンプレートファイルが複数ある場合、優先順位が高いものが使われるという事です。

そして優先順位が低く使われなかったテンプレートは別のページとして表示されたり、違う役割となります。

中でも『index.php』は一番優先順位が低く、そのページを表示出来るテンプレートが1つもない場合に適用されるため、優先順位は低いですが必須ファイルとなります。

それでは優先順位が高い順に書いていきます。

 

トップページ

トップページとして使用出来るテンプレートファイルは3つありますが、私は、

  • front-page.php → トップページ
  • home.php → 記事一覧ページ

として使っています。

 

front-page.php

トップページとして最優先に適用されるテンプレートファイル。

 

home.php

front-page.phpがない場合に適用されるテンプレートファイル。

front-page.phpがある場合は記事ページ一覧として使うことが多い。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

固定ページ

固定ページはファイル名を『page-{slug}.php』にして、カスタムテンプレートファイルとして固定ページの編集画面からテンプレートを選択する、という方法を私は使っています。

つまりこのあと開設する1番目(カスタムテンプレートファイル)と2番目(page-{slug}.php)を組み合わせる感じになります。

詳細は以下の記事を参照下さい。

あわせて読みたい
WordPressオリジナルテーマの作り方④(固定ページ編)
WordPressオリジナルテーマの作り方④(固定ページ編)

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『カスタムテンプレートファイル』だけでもいいのですが、テーマフォルダに大量のテンプレートファイルがある時、以下のようになります。

  • company.php
  • about.php
  • recruit.php
  • contact.php

しかし『page-{slug}.php』にすれば、ぱっと見で固定ページのテンプレートファイルだと分かります。

  • page-company.php
  • page-about.php
  • page-recruit.php
  • page-contact.php

逆に『page-{slug}.php』だけでも大丈夫ですが、このあと解説するカスタムテンプレートファイルのヘッダーにページ名を入れることで、ファイルを開いた時に『このテンプレートファイルは会社概要ページか』という感じにどのページのテンプレートファイルなのか分かりやすくなります。

 

カスタムテンプレートファイル

例えば会社概要のページを『company.php』というファイルで作るとします。

そしてファイルには以下のようにコードを書きます(同時にheader.phpも読み込んでいます)

<?php
/*
Template Name: 会社概要
*/
get_header();
?>
<main>
〜省略〜
</main>
<?php get_footer(); ?>

Template Nameは英語でも日本語でもOKです。

そして固定ページの編集画面で、テンプレートから会社概要を選択すればOKです。

WordPress:投稿編集画面ページ属性のテンプレート選択

WordPress:投稿編集画面ページ属性のテンプレート選択

 

page-{slug}.php

例えば会社概要ページのパーマリンクがこちらだとしたら、赤枠がスラッグになります。

WordPress:固定ページのパーマリンク(スラッグ)

WordPress:固定ページのパーマリンク(スラッグ)

なのでテンプレートファイルは『page-company.php』となります。

 

page-{ID}.php

IDが138の場合『page-138.php』となります。

IDの確認方法はページ名にカーソルを乗せて、左下に表示される数字になります。

WordPress:固定ページID確認

WordPress:固定ページID確認

 

page.php

これはコードをテンプレートではなく、管理画面のテキストエディタに書く方法で固定ページを作るときに使います。

詳しくは以下の記事で解説しています。

あわせて読みたい
WordPressオリジナルテーマの作り方④(固定ページ編)
WordPressオリジナルテーマの作り方④(固定ページ編)

続きを見る

 

singular.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

記事一覧ページ

記事一覧ページとして使用出来るテンプレートファイルは2つありますが、トップページの項目で書いた通り、私は『home.php』を記事一覧ページとして使っています。

 

home.php

記事一覧ページとして使う場合は、まず記事一覧ページ用の固定ページを作ります。

WordPress:記事一覧ページ用の固定ページ

WordPress:記事一覧ページ用の固定ページ

次に『設定 → 表示設定 → ホームページの表示 → 固定ページを選択 → 投稿ページで先ほど作った固定ページを選択し変更を保存』で完了です。

WordPress:設定 → 表示設定(ホームページの表示)

WordPress:設定 → 表示設定(ホームページの表示)

 

index.php

home.phpが無い場合に適用。

 

個別記事ページ

 

single-{post_type}.php

これはカスタム投稿の個別記事ページに使うテンプレートで『post_type』は以下で確認します(Custom Post Type UIの場合)

Custom Post Type UI:新規投稿タイプを追加(投稿タイプスラッグ)

Custom Post Type UI:新規投稿タイプを追加(投稿タイプスラッグ)

この場合、テンプレートファイルは『single-news.php』となります。

 

single.php

これは主に通常の投稿の個別記事ページで使いますが、カスタム投稿の個別記事ページとしても使えます。

 

singular.php

『page.php』と『single.php』が無い時に適用されるので、固定ページと個別記事をまとめるテンプレートファイルになります。

しかし、固定ページと個別記事ページのデザインが同じことはまずないと思うので、使う機会は滅多に無いかと思います(私は使った事ありません)

つまり『page.php』と『single.php』があれば不要です。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

カテゴリー一覧ページ

 

category-{slug}.php

指定したスラッグのカテゴリー一覧ページになります。

例えば『お知らせ』『ブログ』『コラム』というカテゴリーの中で、お知らせだけデザインを変えたい場合などは『category-news.php』という書き方をします。

カテゴリーのスラッグは『投稿 → カテゴリー』で該当のカテゴリーの編集から確認出来ます。

WordPress:投稿 → カテゴリー → スラッグ確認

WordPress:投稿 → カテゴリー → スラッグ確認

 

category-{ID}.php

指定したIDのカテゴリー一覧ページになります。

IDが3の場合『page-3.php』となります。

IDの確認方法は投稿 → カテゴリーのカテゴリー名にカーソルを乗せて、左下に表示される数字になります。

WordPress:カテゴリーID確認

WordPress:カテゴリーID確認

 

category.php

全てのカテゴリー一覧ページのデザインが同じならこのテンプレートファイルでOKです(いつもこれを使っています)

 

archive.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

カスタム投稿一覧ページ

 

archive-{post_type}.php

指定したカスタム投稿タイプの一覧を表示します。

『single-{post_type}.php』と同じですが『post_type』は以下で確認します(Custom Post Type UIの場合)

Custom Post Type UI:新規投稿タイプを追加(投稿タイプスラッグ)

Custom Post Type UI:新規投稿タイプを追加(投稿タイプスラッグ)

この場合、テンプレートファイルは『archive-news.php』となります。

 

archive.php

『archive-{post_type}.php』が無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

カスタムタクソノミー一覧ページ(カスタム分類)

これは通常投稿のカテゴリー一覧と同じような物になります(カテゴリー ≒ カスタムタクソノミー)

 

taxonomy-{taxonomy}-{term}.php

指定したカスタムタクソノミーとタームの一覧を表示します。

カスタムタクソノミーが『newscat』で、タームが『tokyo』の場合は『taxonomy-newscat-tokyo.php』となります。

 

taxonomy-{taxonomy}.php

指定したカスタムタクソノミーの一覧を表示します。

カスタムタクソノミーが『newscat』の場合は『taxonomy-newscat.php』となります(いつもこれを使っています)

 

taxonomy.php

上記2つが無い場合に適用されます。

カスタムタクソノミーが1つしか無ければこれでも大丈夫ですが、後から増える場合は『taxonomy-{taxonomy}.php』で分ける場合もあるので、基本的には1つしかなくても『taxonomy-{taxonomy}.php』を使った方がいいでしょう。

 

archive.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

タグ一覧ページ

 

tag-{slug}.php

指定したスラッグのタグ一覧ページを表示します。

タグのスラッグは投稿 → タグで確認出来ます。

WordPress:タグのスラッグ確認

WordPress:タグのスラッグ確認

 

tag-{ID}.php

指定したIDのタグ一覧ページを表示します。

IDが4の場合『tag-4.php』となります。

IDの確認方法は投稿 → タグのタグ名にカーソルを乗せて、左下に表示される数字になります。

WordPress:タグID確認

WordPress:タグID確認

 

tag.php

タグを指定せずタグ一覧を表示します。

 

archive.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

作成者一覧ページ

 

author-{nicename}.php

指定したユーザー名のユーザー一覧ページを表示します。

『nicename』は管理画面の『ユーザー → ユーザー一覧』から確認出来ます。

WordPress:ユーザー → ユーザー一覧(nicename確認)

WordPress:ユーザー → ユーザー一覧(nicename確認)

この場合は『author-test.php』となります。

 

author-{ID}.php

指定したIDのユーザー一覧ページを表示します。

IDが10の場合『author-10.php』となります。

IDの確認方法は投稿 → タグのタグ名にカーソルを乗せて、左下に表示される数字になります。

WordPress:ユーザーID確認

WordPress:ユーザーID確認

 

author.php

ユーザーを指定せずユーザー一覧を表示します。

 

archive.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

日付別一覧ページ

 

date.php

日付別一覧ページを表示するテンプレートファイルです。

デザインは記事一覧ページと同じ事が多いと思います。

 

archive.php

date.phpが無い場合に適用。

 

index.php

上記テンプレートファイルが全て無い場合に適用。

 

検索結果ページ

 

search.php

検索結果を表示するテンプレートファイルです。

デザインは記事一覧ページと同じ事が多いと思います。

 

index.php

search.phpが無い場合に適用。

 

404ページ

 

404.php

404ページを表示するテンプレートファイルです。

 

index.php

404.phpが無い場合に適用。

まとめ:テンプレートファイルの優先順位を理解して最適な物を選びましょう!

優先順位の高いものから使うのが基本ですが、中にはスラッグやタグで指定する方が優先順位が高く、それだとイメージ通りに作成出来ない場合もあるので、そう言った場合は別のテンプレートファイルを使うようにしましょう。

関連記事WordPressオリジナルテーマ関連記事

 

WordPressオリジナルテーマ制作のおすすめ教材5選!

勉強方法は書籍、動画、プログラミングスクールなど色々あり、個人によって向き不向きがあると思います。

そこでタイプごとにご紹介させて頂きたいと思いますが、その前におすすめの勉強方法は以下になります。

  1. 分かるところまでどんどん進める
  2. 勉強に詰まる
  3. 無視して次に進む or 他の教材などを使う
  4. もう一度詰まった場所を見てみる
  5. 理解できるようになっている

これからご紹介する教材と一緒にこのブログを読み進めて頂けると、より理解が深まるかと思います。

 

書籍

WordPressに関する本も沢山ありますが、ここでおすすめするのは2冊です。

 

いちばんやさしいWordPressの教本

こちらは以前私が持っていた本で、タイトル通りやさしいというかWordPressを1から勉強したい人向けの内容となっています。

Lightningという無料のWordPressテーマを使った制作方法など載っています。

ちなみにLightningを使ったサイト制作についてはこちらのブログでもご紹介しています。

Lightningを使ってサイト作成(前編)

Lightningを使ってサイト作成(後編)

 

初心者からちゃんとしたプロになる WordPress基礎入門

こちらは私も個人的にお世話になっているちづみさんが書かれた本になります。

WordPressの本はこれまで何冊か購入しましたが、ダントツで読みやすいです。

ちなみに私が初めてにして唯一購入したコーディング教材がちづみさんのnoteでした。

また、初心者から実務経験者まで活用出来る非常におすすめの本となっています(電子書籍で購入しました)

 

動画

WordPressを動画で学びたい人はこちらの教材がおすすめです。

WordPress テーマ開発講座

本と違って動画だと手を動かしながら確認出来るのでいいですね。

こちらはUdemyの有料教材ですが、かなりの頻度でセールを行っていて90%オフとか良くあるので出来ればそのタイミングを狙いましょう(私はセール時に購入しました)

『WordPressの動画教材と言えばコレ』というくらい有名な教材で、私を含め周りでも購入している人がたくさんいます。

もちろんUdemyはWordPress以外の教材もたくさんあるので、気になる教材がセールをやっていたら購入を検討しても良いかも知れませんね。

 

プログラミングスクール

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WordPressのカリキュラムは『Web制作コース上級編』にあります。

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そしてカリキュラムはどんどん更新されるので『情報が古い』ということもなく、メンターに質問が出来る点も独学だと挫折しやすいWeb制作の勉強においてはおすすめです。

私の周りも『Web制作を始めるならまずデイトラを勧める』という人も多いです。

デイトラについては以下の記事を参照下さい。

参考記事
デイトラのサービス内容・コース料金・評判・口コミをまとめて紹介【Web制作におすすめのスクール】
デイトラのサービス内容・コース料金・評判・口コミをまとめて紹介【Web制作におすすめのスクール】

続きを見る

 

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