2021年はコロナ過という事もあり、リモートワークという働き方に関心が集まってきていると思います。
そして結論から言えばプログラミング初心者でもWeb制作系であればノマドワーカーになれます。
今回は30代後半から独学で勉強し、2年後に海外移住した私の経験から解説していきます。
(有料になっていたらすいません🙇♂️)
ノマドの意味とは?
まずノマドとはなんぞや?という所から軽く説明しておきます。
ノマドとは英語で『遊牧民』という意味です。
つまり特定の住居を持たない、移動しながら働く事が出来る人たちをノマドワーカーと呼びます。
会社や仕事現場など特定の場所に直接出勤するスタイルの場合、遠くても勤務先から片道2時間以内には住むと思います。
しかしノマドワーカーの場合は出勤する必要がなく、主にインターネットさえあれば出来る仕事をしているので住む場所は自由に選べます。
そして私のように海外に移住することも可能です。
コロナの影響もあってリモートワークはだいぶ浸透してきたように感じますね。
ノマドワーカーの種類
ノマドワーカーの種類ですが、基本的には『インターネットさえあれば出来る仕事』となります。
種類としては以下のような職種になります。
- プログラマー
- ブロガー・アフィリエイター
- コーダー(コーディング)
- デザイナー
- ディレクター
- ライター
- 動画編集者
この中で私のようなWeb制作者には『コーダー・デザイナー・ディレクター・ライター』も含まれます。
Web制作、つまりホームページを作る仕事ですね。
また私はブログからも収入を得ているので、これもノマドワーカー向きと言えます。
ブログやWeb制作はレンタルサーバーの契約が必須なので、どちらかをやりたい人で契約がまだの人はこちらの記事を参照下さい。
【徹底比較】ブログ・ポートフォリオにおすすめレンタルサーバー3選と選び方を解説
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ノマドワーカーが仕事する場所
主にインターネットさえあれば出来る仕事であれば、仕事が出来る場所は無数にあります。
- 自宅
- コワーキングスペース
- カフェ
- インターネットカフェ
- ホテル
- ホテルや空港内のラウンジ
- その他インターネットが繋がる場所
私はほぼ自宅で作業していますが、コワーキングスペースやカフェを利用する人も多いです。
自宅では集中できないという人はおすすめです。
ノマドワーカーの働き方
私はノマドワークが出来る状態ではありますが、基本的には自宅で仕事をしています。
ただ旅行に行っている時でもノートPCがあれば仕事できるので、ワーケーションも可能です。
そして私のようなフリーランスだけでなく、正社員でもノマドワーカーはいます。
フルリモートOKの会社であればそれも可能なので、これから就職や転職をする予定の方はこちらの記事が参考になるかと思います。
【転職のプロが解説】Web制作で未経験から効率よく転職できる方法3選
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ノマドワーカーのメリット・デメリット
ここで正社員とノマドワーカーの両方を経験した私が、メリットとデメリットについてまとめます。
ノマドワーカーのメリット
- 場所が自由
- 通勤不要
- 海外移住可能
- ワーケーション可能
ノマドワーカーの最大のメリットは冒頭でも書きましたが『インターネットさえあればどこでも仕事が出来る』だと思います。
自宅であれば通勤が不要なので、
- 満員電車に乗らなくていい
- 雨の日に外に出なくていい
- 平日に外出できる
- 交通費0
- 通勤時間0
と、メリットしかありません。
強いて言えば、仕事帰りにどこか立ち寄ったりすることが出来なくなることくらいでしょうか。
また旅をしながら働くワーケーションや、私のように海外移住することも可能です。
時間についてはノマドワーカーでも正社員であればある程度決まっているかと思いますし、フリーランスもスケジュールによっては徹夜もザラにあります。
なので『時間が自由』かどうかはちょっと難しいので、メリットには入れませんでした。
ノマドワーカーのデメリット
- 自己管理力が必要
- 場所によってはコストがかかる
- 旅費がかかる
- 人と会う機会が減る
まずは自己管理力ですが、自宅やホテルで仕事をする場合は寝室もあります。
そして時間も自由の場合は・・・もう分かりますよね?
そうです、いつでも寝れてしまうのです。
私もそのおかげで寝たいときに寝れると言えば聞こえはいいですが、非常に不規則な生活を送っています。
また海外を飛び回るワーケーションタイプのノマドワーカーの場合は、当然ですが旅費がかかります。
そして『場所を移動するたびに荷物をまとめるのが大変』と言っていた人もいます。
あとは旅先で新しく出会う人はいるかも知れませんが、地元の友達などには会う機会が少なくなり、私みたいに海外に移住してしまうと一時帰国の時くらいしか会うことが出来ません。
個人的にはこの『人と会う機会が減る』というのが最大のデメリットかと思います。
プログラミング(Web制作)がノマドワーカーに最適な理由
ここまで様々な職種や働き方などを解説してきましたが、その中でもプログラミング、特にWeb制作がノマドに最適だと思っています。
その理由は以下の通りです。
フルリモート案件が多い
プログラミングと言っても働き方は様々で、会社に出勤するタイプもあればフルリモートタイプもあります。
その中でもWeb制作はフルリモート案件が多いです。
私もこの1年半で請けてきた案件は70件近くになりますが、全てフルリモートです。
ミーティングもZoomなどを使ったオンラインが多いので、海外に移住しても全く問題ありません。
単価が高い
Web制作、つまりホームページ制作ですが、大企業とフリーランスでは作業量や単価は大きく変わってきます。
フリーランスの場合はもちろん単価は低くなりますが、それでも月収50万円は十分目指せると思います。
それもコーディングとWordPressだけでも十分目指せるので、自分で営業やディレクションなども出来るのであればもっと稼ぐことも可能です。
そして私は現在タイに住んでいまして、タイでの生活費は月12〜3万円くらいです。
それもジム、プール、サウナ、家具家電付のマンションで、保険料や国民年金も含めてです(格安の宿であればもっと安く生活出来ます)
なので物価の安い国であれば海外移住も十分可能です。
コーディングで稼ぎたいと思っている方は以下の記事を参照下さい。
【2024年最新】Web制作独学ロードマップ〜未経験からコーディングとWordPressで稼ぐ!
続きを見る
仕事は沢山ある
最近Twitterを見ていてもWeb制作を始める人が非常に多く、
と思うかも知れませんが、心配する必要は全くありません。
制作会社の方と何度か直接お話させて頂いた所、
という話を何度も聞きましたし、他の方も同じことを言っています。
むしろ仕事に溢れている人がたくさんいるので、レッドオーシャンとかそういう心配は無用です。
Web制作で稼げるまでに必要なスキルと学習期間
Web制作で稼ぐのに必要なスキルは以下になります。
- HTML・CSS
- JavaScript・jQuery
- WordPress
上記はWeb制作の中でもコーダーの場合ですが、ざっくり書くと以上になります。
HTMLとCSSだけでも仕事は一応ありますが、上記全て出来るようにならないとWeb制作(コーディング)で稼ぐのは難しいと思います。
というのも、WordPressまで出来ると案件の幅がグッと広がり単価もかなり上がります。
仕事が出来るようになるまでの期間ですが、自分の経験と色んな人を見てきた結果、目安は以下になります。
- 1日8時間以上費やせる → 3ヶ月~
- 1日4時間以上費やせる → 6か月~
- 躓きながらも続ける → 1年~
上記はあくまでもざっくりとした目安で、学習のペースや進捗具合は、
地頭の良さ × 時間 × 効率
になります。
やはり費やせる時間は人によって大きく異なりますし、後は営業を始めるタイミングによっても大きく変わってきます。
なのでメチャクチャ効率よく時間も費やせて頭の良い人は最短3ヶ月、普通の人でも1年続ければ十分稼げるようになると思います。
ただ稼げるようになっても、そこから安定するにはさらに少し時間がかかると思います。
この辺についても以下の記事で詳しく解説しています。
【2024年最新】Web制作独学ロードマップ〜未経験からコーディングとWordPressで稼ぐ!
続きを見る
Web制作の勉強方法とは?
Web制作の勉強方法ですが、私が独学でやって来た経験を元にまとめたのが繰り返しになりますが以下の記事になります。
【2024年最新】Web制作独学ロードマップ〜未経験からコーディングとWordPressで稼ぐ!
続きを見る
またプログラミングスクールを検討するのであれば、おすすめは以下になります。
- デイトラ:Twitter生まれのオンラインスクール。クチコミの評価も抜群で私も購入しました(買い切り制)
- TechAcademy:WordPressコースでWeb制作が学べるスクール。
- SHElikes(シーライクス):女性向けWeb系スクール。
全てオンラインで受講可能でなので、家でもどこでも受けられることが出来ます。
また全て無料体験が可能なので、気になる方は一度見てみるといいと思います。
ただし、勉強開始と同時にスクールなどを利用するのはおすすめしません。
スクールの中でも安いデイトラでも約10万円するので、まずは月額1000円ほどで受講できるProgateというオンラインサービスでHTMLとCSSを勉強してみて、ここで続けられそうだなと思ったら検討してみましょう。
オンラインサービスについては以下の記事を参照下さい。
徹底比較!無料でも使えるプログラミング学習のおすすめオンラインサービス3選
続きを見る
ちなみに私が独学で勉強をしていた理由ですが、挫折率が高いと言われるプログラミングで、さらに挫折率が高いと言われる『独学』で続けれらるならやっていけるだろうと思ったからです。
結果として稼げるようになりましたが、今ならProgateの後にデイトラを受講するのが最短かなと思います。
私がデイトラを購入したのは稼げるようになった後の復習などの為ですが、非常に内容が充実していて卒業出来れば確実に実務をこなせるであろうという確信があります(その分かなり難しいです)
コーディング以外もリモートワーク出来るのか?
ここまではコーディングでの話でしたが、デザインやディレクション、営業をメインでやっている方もリモートワークをしている人は沢山います。
以前撮影のお仕事でご一緒させて頂いたはるなさんはデザインのスクールを運営しているのですが、スクールを始める前からいつも色んな所に行っているイメージがあります。
今日から1ヶ月間、ハワイで暮らします🌴思い立ったが吉日!とのことで5日前に航空券を予約し、出発日にPCR検査や証明書発行、当日分の宿手配など弾丸で行い今日到着しました☺️初日はSPGカードの無料宿泊特典で「ワイキキビーチマリオット リゾート&スパ」に宿泊中。ハワイ事情も発信していきます♪ pic.twitter.com/b6rcHV8aK9
— はるな|旅する起業女子✈️ (@haru0127x) July 22, 2021
こちらのとしさんは営業やディレクションを中心に活動していますが、最近は良く島に行ってますね。
本島に帰ります⛴神津島最高でした。2泊3日滞在まとめはこちら。
✅赤崎遊歩道
天然の入り江と飛び込み台✅前浜海岸
中心部3分の白砂ビーチ✅Hyuga Brewery
オリジナルの島ビール✅まるはんスーパー
島民一押し。神津島産の寿司。星空公園、ダイビング、天上山など他多数。オススメです✨ pic.twitter.com/p563dXXma4
— とし@営業MVPのWeb制作マーケター☕️🧈 (@ToshiTraveler) June 26, 2021
このようにワーケーションも出来るのがWeb制作の魅力ですね。
ノマドワーカーの注意点
ノマドワーカーでも特に旅をしながら働く人や、海外に行く人はいくつか注意点が必要です。
インターネット環境
これはもう大前提ですが、旅先でホテルなどを探すときはインターネット環境があるか必ず確認しましょう。
短期間海外に行く場合は、Wi-FiをレンタルするよりSIMを買ってテザリングした方が便利です(iPhoneでも使えますし)
例えばこちらはタイで8日間使えて650円ほどです(2022年10月現在)
そしてこちらはタイにビザなしでいられる最長期間45日間使えて2170円(2022年10月現在)
安いし使い終わったら返却の必要はなく捨ててしまえばいいので、非常に楽です。
またiPhoneで使いつつMacBookなどでテザリングを使用してインターネットも出来ます。
私はホテルのWi-Fiが遅すぎるときにはテザリングを使用していましたが、動画を見たりしない限りは容量も十分だと思います。
私はタイ旅行時はこれでiPhoneもMacBookもOKでした。
iPhoneはSIMロック解除(SIMフリー)の必要があります
もちろんタイ以外の国用もあるので、探してみて下さい。
海外でのインターネットではセキュリティ対策にVPN接続が必須
私のように海外在住の場合はVPN接続しないとWordPressに接続できなかったり、それ以前にセキュリティ的に問題があります。
海外でVPN接続しないとどうなるかというと・・・
- 銀行アプリが使えない(少なくとも三菱UFJ銀行は利用不可)
- サイトが乗っ取られる危険がある
銀行アプリが使えないと単純にお金の移動が出来なくなるので、困るというか詰みます。
そして『サイトが乗っ取られる危険がある』というのは、実際に実務でクライアントのサイトをエロサイトに乗っ取られて損害賠償に発展しかけたという人もいます。
また、海外からだとAmazonプライムビデオが見れないなどの影響もあります。
そこでVPNを使うと日本のサーバーからアクセスが可能なので、インターネット上は日本からアクセスしているという形になります。
私は海外在住なのでNordVPNで月額費用が最も安くなる2年プランで契約していますが、海外旅行などの場合は1ヶ月プランもあるのでそちらがおすすめです。
NordVPNは最大で6台のデバイスで使えるので、私も『iMac・Macbook・Windows・iPhone・iPad』と全て1つの契約でカバーできています。
30日間返金保証もあるので、海外に行く予定がある人は以下の記事を参考にしてみて下さい。
NordVPNの評判・使い方・サービスの特徴などを徹底解説&レビュー
続きを見る
ミーティング環境
人によってはZoomなどオンラインでミーティングをするかも知れませんが、インターネットカフェなど声を出せない場所だと非常に困ります。
また室内が暗かったりクライアントへの印象を気にする方であれば、きちんと照明を買っておくといいと思います。
顔を明るく写したい場合はリングライトがおすすめです。
海外送金の手数料が安いWiseデビットカード
これは注意点というわけではありませんが、海外にいる場合は海外送金をする機会があると思います。
しかし、海外送金は手数料が非常に高いです。
例えば10万円をタイバーツとして海外送金する場合、受け取れる金額は以下のようになります。
この中で一番手数料が安いのが『Wise』で、高いのが『三菱UFJ銀行』となります。
その差は1842バーツで、日本円にして7000円近く違います。
サービスを変えるだけで10万円の送金で7000円も変わってくるとは恐ろしいですね。。。
そして私が普段使っているのが『Wise』となります。
これは海外送金の手数料が非常に安く便利なので、海外に長期滞在する予定がある方は以下の記事を参照下さい。
Wise(旧TransferWise)デビットカードの登録方法、使い方、入金方法をご紹介
こちらの記事から登録すれば、最大75000円までの送金手数料が無料になる送金クーポンが付与されます(こちらの記事から10人以上登録されています)
フリーランス向けの保険や契約書など
これはノマドワーカーとは関係ありませんが、フリーランス向けの保険というものがあるので、先ほど『損害賠償』という言葉にドキッとした人は参考にしてみて下さい。
こちらの記事に1,000円貰える招待コードが載っています。
フリーナンスの評判や無料保険の理由を解説【招待コードあり】
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無料で入れる保険なので入らない理由がないくらいですが、残念ながら私のように海外在住者は入れません。。。
あとはこちらもないと損害賠償などに発展しかねないので、こちらもフリーランスなら持っておきたいですね。
Web業務委託契約のひな形11点セット(制作、保守、SNS運用代行)
Web制作の業務委託契約書とは?おすすめのテンプレート(雛形)も紹介
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まとめ(プログラミング学習でノマドにはなれる)
最後にまとめです。
プログラミングでノマドワーカーになる為には
- Web制作を学ぶ(HTML・CSS・JavaScript・jQuery・WordPress)
- 独学でも可能だが、プログラミングスクールを利用する方がベター
- 最短3ヶ月で可能な人もいるが、1年くらいは覚悟する
- フルリモート案件を受注する
最近はノマドワーカーになりたい、または海外移住したいという方が増えてきたように思えます。
私はノマドワーカーではなく海外移住となりますが、どちらもフルリモートという働き方でなければ実現は難しいですね。
ぜひノマドワーカーを目指す方は参考にしてみて下さい。