こんにちは!フォトグラファー&Web制作のじゅんぺい(@junpei_sugiyama)です!
今回は、

30代後半からでもWeb制作を勉強して稼げるようになるの?
という疑問をお持ちの方に対する記事となります。
結論から言えば稼げるようになりました。
今回は稼げるようになるまでのプロセスを書いていきたいと思います。
ただしこれが最短ルートとかベストな選択という事ではなく、ただの実体験として見て下さい。
目次
36歳から勉強開始
なぜWeb制作を始めたのか、そして何から始めたのかについては最初の方のブログでも書きましたが、その時はまだ収益を出していない状態だったので、今回はその辺からも少し書いていきたいと思います。
まずWeb制作を始めた理由は「リモートワークで稼げるようになりたいから」です。
ここについての詳しい理由は以下のページに書いてあります。
そして勉強を始めたのが37歳になる2か月ほど前からです。
Web制作について調べていると「エンジニア35歳定年説」や「プログラマー35歳定年説」という言葉を目にします。
なので36歳から勉強開始となるとどう考えても手遅れみたいに感じますが、自分が目指していたのはエンジニアやプログラマーではなくWeb制作だったので関係ないと思いました。
さらに言えばエンジニアやプログラマーでも35歳で定年はないだろうと思っています。
就職となると簡単ではないと思いますし、あまり詳しい事は分からないのでそこは置いといて・・・
とりあえず自分は出来ると信じて始めたという事です。
プログラミングスクールの無料相談に行く
まずは現場の人間に話をきいてみようと思い、プログラミングスクールの無料セミナー&相談に行ってきました。
色々話を聞いてみて稼げそうと思った反面、これはスクールへの入会を誘導してるだけっぽいとも思ったので、入会はせずに独学で勉強を始めました(もともと入会する気はありませんでしたが)
またこの無料セミナーはストアカという色んな教室が探せるサイトで見つけました。
余談ですが、このストアカで私は「犬を撮りたい人向けのカメラレッスン」をしていて、ストアカも含め200人以上にカメラを教えてきました。
さらに余談ですが、このストアカの会社のトップページに私の写真が載っています。
ストアカでは26000人以上の先生がいますが、動物を撮りたい人向けのカメラレッスンをしていてお客さんが集まっているのは自分だけだったらしく、取材を受けたというわけです。
独学で勉強することを決意
決意と書くほどの事ではありませんが、スクールには行かずにやってみようと思いました。
ちなみに独学の挫折率は9割という噂もあるほど厳しいものですが、独学を選んだ理由は主に3つです。
- 独学で挫折しなければやっていけると思ったから
- 受け身ではなく、自走力を養いたいから
- お金がないから
お察しの通りお金がないからというのが最大の理由なのですが、とにかく独学で勉強を始めました。
ネットで情報収集
独学で勉強を始めるとは言え、まずは何から始めていいか分からないのでとにかくネットで情報収集しました。
その中で自分が良く見ていたブログがこちらです。
- しゅう丸ブログ(iSara1期生:しゅう丸さん)
- フリーランスで稼ぐ方法まとめ(iSara3期生:ふるさん)
特に最初はしゅう丸さんのブログで紹介されていた以下のnoteを見て、大筋のロードマップを決めました。
そして見てわかる通り、どちらもiSara受講生です。
この頃からiSaraに興味を持ち始め、参加することを視野に入れて勉強を始めました。
Progateで勉強開始
まずどうやって勉強を始めたかというと、Progateというオンライン教材を使って始めました。
Progateについては以下のページで解説しています。
これはプログラミングを始める人にとって非常に優れた教材であり、これが一番スムーズに始められるのではないかと思っています。
これはスライドを見て学び、それを実践していくというスタイルで、それを何周かしたら卒業するという感じになります(卒業するタイミングは自分で判断)
このProgateについてですが、よく何週もする必要はないと言われています。
この教材を完璧に出来るようにするには何週もしないといけないのですが、Progateでは環境構築もされている状態なので、ここで何週しても環境構築すら出来ないという事になります。
またこれも良く言われていることですが、プログラミングに暗記は不要です
理由としては主に2つで、
ググって分かればOK
頻出するものは自然と覚える
という事です。
また手書きのノートにまとめるとか絶対にしない方がいいです
なぜならコピペ出来ないから。
コーディングでは自分がこれまで使ってきたコードをコピペする機会が非常に多いので、手書きで書くぐらいならパソコンのメモ帳でも何でもいいのでそこに書いておきましょう。
私はBoostnoteを使ってコードをまとめています。
という事で、Progateは3週ぐらいしたら卒業し、次は環境構築&サイトの模写に移るのがおススメです。
またProgateと同じようなサービスでドットインストールというオンライン教材もあるので、そちらもおススメです。
どちらが自分に合うかは先ほど紹介したページで確認して貰っても構いませんが、どちらも月額1000円ぐらいなのでサクッと有料会員になってしまいましょう(無料でも学べますが、学べる範囲はすごく狭いです)
Proagteでは何を学ぶか?
Progateやドットインストールを使うと言っても、色んな言語が選べるので最初はどれをやればいいか分からないと思いますが、まずはHTML / CSSをやるのが間違いないです。
色々あると目移りしてしまいますが、Web制作において必要ない項目も多いのでまずはHTML / CSSだけで大丈夫です。
その後ハンバーガーメニューとかスライダーなどを実装する機会が来たら、jQueryやJavaScriptなどをやれば大丈夫です。
大切なのは必要になった時に必要な分学ぶという事です。
最初から色々手を出してもそれを使う機会は当分やってこない可能性もあります。
自分も最初のころにjQueryやJavaScript、さらにPHPも少しやりましたが、これは最初にやる必要なかったなと思います。
なのでまずWeb制作を始めるのに絶対必要なHTML / CSSから学びます。
そして後で書きますがサイト模写を1度やったらSassを学ぶことをお勧めします。
最初からやってもいいんですが、それだとありがたみを感じないかと思うので最初はSassなしでサイト模写をやってみましょう。
ちなみに自分がProgateを使っていた時にはSassは無かったのでググって勉強しました。
本を使って実践
Progateの次は本を使って勉強しました。
正直本は大の苦手なんですが、とりあえず本の通りにコードを書いてみる所から始めました。
使ったのは以下の本です。
正直まともに完走出来た本はこの1冊ですが、本が大の苦手な自分でも完走出来たのでおススメです。
最初はとにかく本の通りに書いてみましたが・・・上手くいきません。
何か1つでも間違っていたり抜けがあると表示されなかったりエラーになります。
本の通りに書くだけなのにこんなに難しいものかと思いました。
本の通りに書いているのに上手くいかない?というときは、単純に本の通りに書けていないからです。
本を疑う前に自分を疑いましょう。
そして最初は何も考えず本を真似して上手く表示されたら、2週目は1つ1つ理解しながら進めました。
しかしここで全ては理解できなかったのですが、正直全てを理解できるまで進まないというやり方をしていると効率が悪いので、ある程度妥協しながら進めていった方がいいです。
理由としては後から分かるようになってくることが多いからです。
もしくはふて寝して起きたら解決するという事もあります。
エラーなどのトラブルに関しては特に一旦休憩してから挑戦すると簡単に解決することが多いです。
そして2週終わった時点でコーディング練習とサイト模写を始めました。
カンプからのコーディング(勉強開始1ヶ月)
このカンプからのコーディングですが・・・これがびっくりするぐらい出来ませんでした。
自分が最初にコーディングしたのはiSara2期生のちづみさんのCAT’Sです(またiSaraが出てきましたね)
これは初級編でこれより簡単な入門編もあることは後で知りましたが、Progate直後だとこれでもすごい苦戦すると思います。
ここではググりながら自力でどうにかするという力が鍛えられます。
そしてこのググり力は今後ずっと必要になってくるので、ここが踏ん張りどころです。
このカンプを終えた後はサイト模写です。
サイト模写(勉強開始2か月)
まず模写するサイト選びにすごい悩みましたが、確か次にやった模写はPAS-POLさんのサイトだったと思います。
この模写でデベロッパーツールの使い方や、ハンバーガーメニュー、スライドショーなどjQueryも経験出来ます。
あとはここでレスポンシブにも挑戦しました。
そしてこの次の模写をやる前に先ほど出てきたSassを勉強することをおススメします。
他にもいくつか模写をやりましたが、次におススメするのはここまで何度か登場し、自分も実際に参加したiSaraの模写です。
このLPは非常にボリュームが多く2度挫折しました
1度目はスキル不足、2度目はボリュームにやられ、3度目にして最後までやりきる事ができました。
そしてSassを勉強するとファイルを分割してコーディングすることが出来るようになるので、このボリュームあるLPのコーディングをする際に大活躍します。
まだスキル不足を感じるなら他のサイトで模写を続けてもいいと思いますが、自分は4,5つくらい模写した後にポートフォリオ作成に入りました。
ポートフォリオ作成(勉強開始4ヶ月~5か月)
ここでポートフォリオ作成ですが、自分はテンプレートを使いませんでした。
ポートフォリオにテンプレートを使っている人は多いしその方が圧倒的に簡単ですが、全て1から作ってみたいという気持ちがあったので自分は使いませんでした。
なのでデザインから始めたのですが、デザインは初めてだったのでかなり苦戦しました。
ここで2~3週間費やしたと思いますが、ここで身に付いたスキルはたくさんあると思います。
ただポートフォリオに時間をかけずにサクッと作って、早く営業した方がいいとは思います。
ポートフォリオはこちら↓
WordPressの勉強(勉強開始6か月~7か月)
次にWordPressの勉強を始めました。
これがまた最初のころはかなり苦戦しましたが、WordPressが出来るようにならないと収益は上げられないと思い頑張りました。
このWordPressの勉強というのは、これまで模写などでやってきたようにHTML / CSSやjQueryを使って作った静的サイトをWordPressで見れるようにするという事です。
静的サイトとの大きな違いは投稿ページがあること、つまりブログを書けるようになることです。
これをWordPress化やオリジナルテーマを作ると言い、このブログでの「オリジナルテーマの作り方」はこれを指しています。
勉強方法としてはUdemyやデイトラなどのオンライン教材を使用しました。
注意点としてはWordPressの情報はググれば山ほど出てきますが、意外と情報が古い事が多いという点です。
例えば「ページネーションを作る」という情報を探していると複数のやり方が見つかりますが、よく見るとどちらかのやり方は古い可能性が高いです。
古いというのはそのやり方が対応しているWordPressのバージョンの違いによるものです。
なのでなるべく最新のやり方を使うようにしましょう。
バンコクのノマドエンジニア育成講座 iSaraに参加(勉強開始8か月)
ポートフォリオ作成とWordPressの勉強まで終わったらあとは営業、仕事を取りに行くだけですが、この時点で自分に圧倒的に足りていないものが2つありました。それが・・・
仲間と営業力
まずは仲間です。
そうです、ここまで独学で勉強をしてきたので仲間が全くいなかったのです。
実際に仕事をするとなると仲間がいないと困ったことがあった時に頼る相手がいないですし、仲間がいれば案件を回して貰えたり、逆にキャパを超えた分を回すことも出来ます。
あとは単純にモチベーションを保つのにも役に立ちます(今思えばよく独学でここまでこれたと思います)
そして営業力です。
この時点でフリーランスのカメラマンとして6年ぐらいやってきましたが、ほとんど営業をしたことがなく、テレビ局で働いていたころも営業とは無縁の世界でした。
しかしWeb制作においてはスキルより営業力が重要だということは勉強を始めた当初から分かっていました。
そこでどちらも得られるのがiSaraというわけです。
このiSaraについては以下のブログを見れば全て分かると言っても過言ではないので、興味がある人はこちらのブログを参考にしてみて下さい。
ちなみのこのブログを書いている人はiSara5期生の方です。
自分が参加した7期では、大学生から46歳までの幅広い経歴を持つ個性的なメンバーが26人集まりました(自分は37歳で上から2番目でした)
iSaraについてザックリ説明すると、
- 1ヶ月の事前学習(バンコク渡航前)
- 3週間の現地講座(バンコク)
となります。
まず事前学習ですが、7期ではレベル10までの課題を与えられました(課題内容やボリュームは毎回異なるようです)
内容はこれまで自分がやってきた内容とほぼ同じで、一応iSara側の基準としてはWordPressの課題をクリアしたら営業活動に入って良し!となっています。
ちなみにWordPressの課題はレベル7でした。
参加者の中にはProgateからスタートする人も多かったので、そこからだとかなりしんどい内容になっていますが、それでもわずか1~2ヶ月で稼ぎ始める人もいるので驚きです。
しかし8ヶ月も前から参加することを視野に勉強をしていた私は、レベル10までを最速でクリアした上でWordPressについてのブログを10記事書いた状態で事前学習を終えました。
【レベル10クリア時に頂いたコメント】

正直営業力の無さには自信があったので、事前学習だけは誰よりも早く終わらせてやろうと思っていました。
そしてバンコクでの現地講座では主に営業についての講座が多く、逆にここではほぼスキル面での講座はありませんでした。
なのでスキル面で分からないことがあれば講師陣や同期のメンバーに聞いたりするのですが、事前学習を最速で終わらせた私はかなり多くの質問をされました。
質問をされるという事は自分にとっても復習になるし、分からないことであれば勉強にもなります。
そして何より頼りにされることで仲間としての繋がりが強くなると思うので、ここでも自分の目的の1つである仲間を得るという事に繋がってきます。
後はコミュニケーションツールとしてカメラを持っていき、メンバーのプロフィール写真を撮りました。
フリーランスとして自分の写真は必須ですが、意外と持っていない人が多いですからね。
ここで予想以上の25人分のプロフィール写真を撮りました。
これでかなり仲間としての繋がりが出来たと勝手に思っています。
ちなみにiSara7期のまとめについては先ほど紹介したブログに書いてあります。
iSara参加中に初案件ゲット!(勉強開始9か月)
ここで初めての案件を取りました。
ここでの営業方法は人それぞれですが、自分がやったのは以下になります。
- クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど)
- ツイッターからのDM
- 制作会社へDM
- 知り合い
- インスタグラム
- アメブロ
この中で無難なのはクラウドソーシングになりますが、低単価で且つ打率が低い事を理解して挑む必要があります。
バンコク滞在中に取った案件は以下になります。
- ココナラ(修正案件)
- ツイッターからのDM(WordPress案件)
- 知り合い(LP案件)
- 制作会社(面談の約束)
制作会社は案件ではありませんが。。。
とりあえず試せるものは色々試してみるといいと思います。
iSara卒業1ヶ月後(勉強開始10ヶ月)
そしてこのブログを書いているのがiSaraを卒業してちょうど1ヶ月後となります。
この期間にやった事としては、
- クラウドワークスで業務提携1社(追加案件2件)
- iSara同期から回して貰った案件(WordPress1件、LP1件)
- カメラマンの先輩とのサービス立ち上げ会議
- 自作のカメラ教室LPにて予約ゲット(コロナの影響で中止に・・・)
- ココナラでLP案件1件
- 制作会社と面談2件(コロナの影響であと1件延期・・・)
こんな所です。
iSara同期から案件を回して貰えるだけで営業が苦手な自分にとってはiSaraに参加した価値大ですw
まとめ
長くなりましたが、これでWeb制作の勉強を始めてから稼ぎ始めるまでのプロセスは以上になります。
自分はフリーランスのカメラマンも継続するという理由もあって就職は考えておらず、最初からフリーランスとしてやっていくつもりという事もあってか、今のところ30代後半という年齢にデメリットを感じたことはありません。
若い方がいい面ももちろん多いですが、30代後半になるまで何もしてこなかったわけではなく、テレビ局で正社員として働いてきた経験と、フリーランスのカメラマンとして活動してきた経験があります。
さすがに30代後半まで何もしてこなかったニートとかだと厳しいものがあるかも知れませんが、それまで自分が培ってきたものを最大限利用していけば稼げるようになると思います。
Web制作に関しては30代後半からでも全然遅くありません!
以上になりますm(__)m